パーソナルカラーアナリスト向けパーソナルカラー診断実録ケース①
ある日の診断から、パーソナルカラー診断の実録をご紹介します。
お客様のプライベートにかかわる内容もあるので、ブログやInstagramに詳細をアップしない当方ですが、
これからパーソナルカラーアナリストを目指す方への参考や当方の判断基準の一つとして、紹介させていただきます。
内容は専門的になりますが、良ろしければご覧ください。
他社で2回の診断済み3回目のパーソナルカラー診断
『1度目のサロンは、パーソナルカラー診断結果はWinter
2度目のサロンは1st ブライトサマー 2nd ライトスプリング
と言われました。自分でもどの色が良いのかわかなくなってしまって・・・・・。』
30数年前、アメリカからパーソナルカラー診断が入ってきたときは、
おそらくは一つの診断法で、フォーシーズンの分類のみだったかと思います。
そこから、お茶やお花の世界のように、流派が枝葉してたくさんの診断法や理論が生まれてきました。
他社が間違っているとは思いません。診断を選ぶ方々の選択肢が増えます。
当社では、私自身が納得のいく方法を選び、ご指導させて頂いてます。
診断実録‼パーソナルカラーを決定するまでの流れ(診断ストーリー)
色は範囲でみましょう!①ベースの似合う範囲を診断
全ての色相で似合うベースの範囲を確認する
この色の範囲はそれぞれの色相、例えば、『赤』だと黄みの強い色味から青みの強い色まで、
首元において。顔の変化確認しました。
このベースの範囲ですが、元々の色の性質によってやや変化が変わって見えます。
ここでは、赤の例です。


〇赤系の比較
くすみのオレンジは肌の色がとてもくすみ、黄ばみ感を感じる。
オレンジは肌の色のトーンはアップしますが、肌色は黄みがのり、膨張します。
ブルーベースは肌の色を白く見せました。輪郭もスッキリします。
バーガンディーは肌の色は白くなるが、顔全体をぼやけて見せた。また肌色も抜けて見せた。
弱くなるとピンクになるため、赤は比較的高彩度です。
結論→青みが多い色は、肌を白く見せ透明感が出て調和が良いと感じました。
〇緑系の比較
モスグリーンは肌をくすませ、色が濁った印象に
アイリスグリーンは、全体的に肌に明るさがでますが、やや黄みが気になるのと、膨張しました。
ブルーマラカイトは、はだを白く見せ、やや柔らかい輪郭線となります。
クールタウマリンは、肌を白くスッキリみせ、輪郭線もくっきりとなり収縮します。
納戸色は、肌がくすみ、暗く影が出る。
【まとめ】
ベースはブルーベース
青みの分量は多くても白くすっきりと見えます。
イエベの色は、黄みが少しでも入ると黄みにより、膨張するので評価しませんでした。
クリア系が似合うのか、マット系が似合うのか・・・・。②清色と濁色の範囲を診断
濁色とはグレーの混じりこんだマット系の色で、明濁色、暗濁色があります。
清色とは濁りない色で、純色、明清色、暗清色などです。

特にイエベの濁色は肌の黄ばみや濁りがひどくなり、
ブルべの濁色は、輪郭があいまいとなりぼやけます。
清色を置いた時の肌のツヤ感、輪郭線の入り方はくっきりとしていてとても高評価です。
結論・・・・清色の調和が良い。
鮮やかな色が似合うのか、シックな色が似合うのか・・・。③彩度値の範囲を診断
彩度の判断は最も難しいと言われています。
彩度は、その色が清色、濁色によっても見え方に影響がうまれ、
明度によっても、影響が出やすいですので、それらの影響により正しく見るこが難しいのです。
彩度については、アナリストは常に、正しく診断することが必要とは思いませんが、
高彩度、中彩度、低彩度はどのような見え方に変化するのか、
どのような見え方が『似合う』のかなどは、学ばれておいた方が良いと思います。

低彩度の高明度は、肌色が明るくなりますが、膨張感と物足りなさがあります。
高彩度色は、色によって強すぎたり、顔の線やムラが大きく出る傾向がありました。
総合的に中彩度を評価しましたが、どちらかに寄せるなら高彩度よりの評価です。
ただ、ブルベースの高彩度はかなり強く暗い色が多く、肌の均一感が良く中彩度寄りを評価しました。
明るい色、中くらいの色、暗い色どの色がパーソナルカラー?③明度値の範囲を診断
高明度、中明度、低明度度の明るさが最も調和されるのかを診断します。
また、範囲としてとらえ、中から高明度範囲、中から低明度範囲とも診断します。

明度は中明度を最も評価しました。
低明度は、肌の中に影やムラを作ります。高明度の色は明るくなり、トーンアップしますが、
輪郭の膨張感もあります。
最も調和感が良く適度な輪郭線の入り方や収縮感から中明度を評価しました。
実録診断ケース④総合的に似合う色を判断
属性を整理します。
ベース・・・ブルーベース(青みを多くても良い)
清濁・・・・清色
彩度・・・中彩度>高彩度
明度…中明度>高明度
この属性を4つのシーズンに当てはめますと、
ベース・・・ブルーベース(青みが多くても良い)→夏 < 冬
清濁・・・・清色→ 夏 < 冬
彩度・・・中彩度>高彩度 → 夏 > 冬
明度…中明度>高明度 → 夏 > 冬
まとめてみると、夏と冬の間の印象です。
正式な夏パレットカラーは淡い色濁色が多いので弱すぎる印象、冬のパレットカラーだと暗く高彩度の色が多く強すぎます。
ベースのブルーベースという属性は一番手にくる特徴です。
当方では、こういったパーソナルカラーの方は、クリアな夏と呼んでいます!
クリアな(清色)夏カラーがとてもお似合い、2番目におすすめするならば、冬の暗すぎない中明度のカラーがおススメです!
昨今、グリーンベースと言われる、イエベとブルべの間の人も存在するという意味合いの言葉も見聞きするように、
パーソナルカラー診断もさらに詳細に診断する事を求められてきたように感じます。
ただ、詳細に診断をする目を養っていなければ、診断することはできません。
グランドカラーでは、色が顔に与える効果を素直に見る訓練や、印象やイメージにとらわれない診断方法を
数多くの実習を通して学んでいただきます。
あなたも、今求められている“診断力”を身に付けていきませんか?
診断実録!ご感想
終了後にご感想をお聞きしたところ、
『腑に落ちました!
自分では???と思っていたところもあったので、とてもクリアになりました!』
とのことでした。
とても、パーソナルカラー診断を愛してくださっている方だと思います。
私は、とても嬉しく思いました♪
私の方こそ、お越しくださってありがとうございます。
*上記は代表的なカラーのみ掲載しました。
実際は160色の色布を使用して、パーソナルカラー、ベストカラーを選出しています。
コース紹介
グランドカラーは大阪心斎橋でパーソナルカラー診断、骨格スタイル診断、フェイスタイプ診断の資格をトータルで取得できるスクールです。経験豊富な講師陣が直接丁寧にお伝えします。初心者でも楽しく学べます。
ベストカラー診断つきパーソナルカラー診断講座パーソナルカラーアナリスト養成コース
当グランドカラースクールでは、既成の○○分類などにとらわれない、カスタマイズ型の診断法を学べます。
色相・清濁・彩度・明度という4つの方向性からあなたのパーソナルカラーのポジションを診断します。
『似合う色。似合わない色』の違いが明解でわかり易いのが特徴です。

さらには、色相毎のベストカラーを選び出す高度な技術と納得のパーソナルカラー診断力が身に付くので、自己診断に迷いがなく自信を持って診断できます。イメージ分類ではなく、理論的に学べます。
理論×客観的な診断は、初めて学ぶ方はもちろん他で資格を取得された方も、短期間で高度なプロのスキルが身に付きます。
このイメージコンサルティングコラムを書いた人
グランドカラー代表・講師立石美由紀

経歴・資格
- 新パーソナルカラー協会理事
- 色彩検定協会認定講師
- 専門学校外部講師
- UC級認定講師
- 美容系専門学校外部講師
- NPO 日本パーソナルカラー協会 関西支局副支局長歴任
- NPO 日本パーソナルカラー協会 講師会関西支部 関西支部長歴任
など
メッセージ
豊富な実績と経験から、初めて色に出会う人にも丁寧にわかりやすくお伝えします。
講師陣と距離が近く笑顔が溢れるアットホームなスクールです。
定期的にスキルアップのための研修会も開催しています。
コンサルタント歴20年、診断数15000件以上。イメージコンサルティングサロン経営、プロ育成スクール経営。
多くのプロを排出中です。
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